【吊り編み】60年代ヴィンテージをオマージュした白Ｔシャツ

2021/04/28（水）

【TSURIAMI/吊り編み】
60年代ヴィンテージをオマージュした白Tシャツ

ヴィンテージを彷彿させる、生地と縫製にこだわった白Tシャツが登場です。

どんなに時代が変わろうとも、昔から今でも愛されるのには確かな理由があるから。
効率や生産性を重視した結果、Tシャツは価格を抑えることに成功し、そして価値を下げてしまった現代。
今回ご紹介するのは、アップデートではなく「リバイバル」のTシャツ。
歴史を紡ぎ愛され続けてきた、1960年代まで主流とされた吊り編み生地によるALL JAPAN MADEの特別なTシャツをご紹介します。

01.吊り編み生地とは？

01-1.吊り編み機は世界中でも日本の和歌山だけ

01-2.クセになる至高の着心地の吊り編み生地

01-3.綿100％なのに縮まない

02.ヴィンテージ仕様

02-1.90年代以前の主流シングルステッチ

02-2.タフで伸びに強いタコバインダー

03.LINE UP

03-1.吊り編み天竺クルーネック

03-2.吊り編み天竺ボールドフィットクルーネック

03-3.吊り編み天竺ボールドフィットモックネック

03-4.女性にもオススメ！

吊り編み生地とは？

吊り編みとは、その名の通り「吊り編み機」によって編まれた生地のことです。
吊り編み機は釣鐘のように天井から吊るされ、クルクルと回転しながら円筒状に生地を編む機械です。
そのスピードは１時間に約１ｍ編める程度。そのため糸に余分なテンションをかけずに空気を含みながらリラックスした状態で編み上がります。

吊り編み機は世界中でも日本の和歌山だけ

1960年代までは日本のニット生地生産を担っていた吊り編み機。
今では、吊り編み機が稼働しているのは世界中でも日本の和歌山県だけと言われています。
この唯一の吊り編み工場は、「心が豊かになる製品を」という想いのもと、吊り編みだけを編み続けることにこだわり続けています。
職人の手仕事が詰まった生地は、クオリティだけではなく「着る人の時間」を想う心配りも詰まっています。
吊り編み　日本製の和歌山の吊り編み機

吊り編み機：１時間に１ｍという生産効率
シンカー機：吊り編み機の約15倍の生産量の高速編み機

現代では、「大量生産」「大量消費」そして「低価格競争」の時代に。生産効率の低い吊り編み機は、その分労力とコストがかかってしまいます。そうして、近代化によって徐々に姿を消していきました。

クセになる至高の着心地の吊り編み生地

吊り編み機で編まれたTシャツには、まさにクセになるほどの至高の着心地があります。
非効率と引き換えに創り出されたこの風合いは、リラックス感ある着心地。太めの糸で編み上げているため、しっかりした手持ち感で厚みがあり透け感が少なくタフで頑強。

透けにくいTシャツほど地厚で固くて重くなりがちですよね？吊り編み生地なら地厚でも着心地はソフトでやわらか、窮屈感の無い着心地のTシャツです。

吊り編みＴシャツ５つのポイント

吊り編み生地５つのメリット

1️⃣空気と一緒に編んだふっくら感
2️⃣やわらかい触り心地
3️⃣洗いこむほど実感する風合い
4️⃣丈夫で長持ち
5️⃣透け感の無い質感

クセになる至高の着心地です。

綿100％なのに縮まない

綿100％のTシャツを洗ったら縮んだ！…なんて経験はありませんか？

この吊り編みＴシャツは、「製品洗い」加工を施してます。
縫い上がった商品を一度洗いにかけていますので、ご家庭での洗濯後の縮みが起きにくいメリット！
洗いこむほどに独特の柔らかさを実感できるのが吊り編み生地の特長。製品洗い加工により風合いとやわらかさをさらに向上させて仕上げます。
日本の製品洗い加工

ヴィンテージ仕様

この吊り編みＴシャツは、ヴィンテージを彷彿とさせるこだわりのリバイバル仕様。タフで伸びにくいタコバインダー、ヴィンテージTシャツに見られる天地引き（シングルステッチ）を採用。どちらも熟練の技術が必要とされる縫製手法。
シンプルなコーディネートでも、細部にわたるこだわりはそのスタイルを引き立たせます。

90年代以前の主流シングルステッチ

袖と裾にはシングルステッチと呼ばれる、天地引き縫いを採用。ポツポツとした１本のステッチが入るのが特徴的です。
古着では一種のヴィンテージＴシャツと言われるほどのこの仕様は、90年代前半まで多く使われていた縫製方法です。
縫い込みには技術が必要とされ、現在ではこの縫製仕様のTシャツはかなり少なくなっています。

ヴィンテージ仕様　シングルステッチ、天地引き

タフで伸びに強いタコバインダー

衿の縫製方法の中でも、肩と首回りの強度をUPさせたタフなタコバインダー仕様。衿や肩が伸びるのを防ぐために、裏側には左右両肩ラインから首後までテープ処理をしています。衿の伸びはもちろんのこと、ハンガーで干した時のハンガー跡もタコバインダーなら伸びが軽減。
通称タコミシンとよばれる特殊ミシンが必要で、今や洋服は海外生産が多くなってしまい日本の縫製工場は衰退化してしまったため、この設備が整っている縫製工場は少なくなっているのが現状です。

ヴィンテージ仕様　タコバインダー